0523 自分不足
大学生が本気で打ち込めることは2つ、多くて3つだとよく聞くようになった。
僕の場合それは確実に2つ以下である。
「自宅生は家事をしなくてもいいからスロットが増える」との説があるが、それがあるとしても合わせて2つ以下だろう。
僕は体力的にも、根気強さの点でもキャパが少ない。
良い顔をしたくて仕事を引き受けてしまうため「やらなければいけないこと」を自分で増やし、抱え落ちすることが何度もあった。
高校に行かなくなって担任の厄介になった時期が3度ほどあることを思えば、習慣的に大きな何かをこなす器量が自分にないことは明らかだ。
それでもいや、明らかだということを認めない自分がいる、つまり高校生の自分から今は幾分か成長しているということを激しく主張する自分がいる。そうしてまた仕事を入れてしまう。
ここで仕事と娯楽に分けて状況を整理する。
仕事(必須)
・授業に出る(単位を落としては話にならない。)
・課題(同じく)
・バイト(現週4。月4万くらい必要。休むためには交代を立てなければならず行った方がマシなくらいの手間。)
・サークル(軽音楽。6月下旬までに4回スタジオに入る必要がある。無論休めない。)
娯楽(必須ではない)
・ロシア語の勉強(今まで順調であるだけに欠かしたくない。)
・作曲(音楽は自分の貴重なアウトプットの場であり、やらなきゃ自分が消えてしまうくらいの気がしている。)
・音楽を聞く(気になる曲があれば通学時間で聴き込む。習慣化していて通学時間に他のことができない。)
・学部(人数が少なく仲が良いし、付き合っていて面白いため、仲良くしていきたい。)
・FGO(イベントとシナリオを完走する程度。今は休憩期間。)
・太鼓の達人(6月頭の新曲を買うためのポイントを貯めなくてはならない。)
・Switch(買ってしまった以上やらなければ損。)
打ち込めることのスロットというものを改めて考えなければならない。
バイトは必要だからやっているのであり、結果として「打ち込む」と言うくらいの時間を費やしているが、スロットを一つ食われているとすれば非常に不本意である。
サークルは打ち込むほども時間を食わない。家で練習の時間を取らなければいけないのはそうなのだが、実のところ、時間がないとなれば簡単なフレーズに置き換えるなどしていくらでも手を抜けるのはメインギターの特性だ。
音楽は時間的な計画を立てづらい。フレーズ1つの録音が一瞬の場合もあれば何十分もかかることもある。いつエラーに見舞われるかわからない。
人よりto doが多いという自覚はある。「楽しくてやっていること」「生きるためにしなければならないこと」の他に「自分が自分らしくあるためにしなければならないこと」を抱えて生きるのは大変なのだ。
ここまで打ってから、穴の多い議論を続ける学部男子と黒いとよく言われるバイト先に一気に1時間で喧嘩を売ってしまった。
せいせいする反面、生きづらさが増したように思う。
(そこの諸君、またやったのか、ではない)