0321 復帰一番
人が書いてると書きたくなる。まとまった文章ってそういうもん。
そういえば自分もこんなブログをやっていた。「好きあらば自分が足りぬ」、大学って色んなことに手出せるけど、全部手出してたら大変なことになるよ、千手観音の芸当は人間には無理なのよ、そういう意味。
で、タイトルは全て日付と四字熟語。我ながら本気でブロガーにでもなる気だったのだろうかという気合の入れ方である。
あれからZETSもK進もやめ、コマもそんなに取らなくてよくなり、学部ドップリの人間関係も半ばあきらめ、非常に身が軽い。当時の僕に教えてあげたい。
ところで最近ESをちょこちょこ書くようになり、萎えきった「まとまった文章」力がトレーニングを欲している。まとまった話題があったらこうやって書いていこうと思う。
暗くない範囲で。
0702 魔神授業
https://twitter.com/studysapuri_hi/status/875207914629156865
ツイッターでよく見るスタディサプリのプロモーション。
これの全てがカンに触る。
1. 「神授業」という売り文句
神○○という賛辞は「とりあえず神付けときゃ大丈夫」なのであり、学問を教える側がこのような雑な表現を使うことはタブー視されていなければならない。
どこか「神○○って言えば良い印象になるだろう」という、今の学生をナメたニュアンスすら感じる。
2.恐らく授業の映像ではない
授業をする側、される側のどちらの視点に立っても、あのスピードの授業が何十分も続くとは思えない。プロモーション用に撮ったものだろう。
3.雑な強調
「他」にマルを付けておいて「自」にはチョークでコンとやるだけである。他動詞を特別強調したい訳でもなかろうに。
4.その場凌ぎ的な説明
「目的語をそのままとれば自動詞、目的語を取らないあるいは目的語を取る時に前置詞を必要とすれば他動詞」というのが僕の習った「見分け方」である。
「何を」と突っ込むから云々と言う方が分かり易いかもしれないが、動詞を見ていちいち「何を」と突っ込めるか否かを吟味する手間は目的語の検討をする手間とさほど変わらない。
それに「look」「listen」が自動詞であることがあの説明の反例となる。致命的だろう。(一度日本語に訳したものを検討するからそうなる、との指摘がTwitterに落ちていてなるほどなあと思った。)
5.ニーズに合っているという事実
「子ども騙し」と言えば伝わるだろうか。
特に低学力層において生徒自身の欲する授業は「とにかく理解できて、大筋で合っている」ものだ。
いくら厳密には間違っていようが生徒自身が受けたがるのはああいう授業なのだ。
英文法に理解のある親が授業内容を見る、ということが起こらない限り親も金を落とすだろう。
老人向けのスマホ操作代替サービスを彷彿とさせる。
「神講師」には確かに金が入っているのだ。
6.この題材を選ばせた今の英語教育
多くの生徒が曖昧にしているところをスパッと解説して納得させられるような映像が「釣れる」映像としては理想であろう。
そこに「自動詞、他動詞の見分け方」というテーマである。
いかにも学生(主に高校1年生だろうか)の多くが「授業で先生がしょっちゅう言うけど何のことかわかってない」部分なのだろうが、元を辿れば自動詞、他動詞の区別をきちんとやってから文法に入らない学校の授業が悪い。4に挙げたような説明で学生が理解できないのなら、それはSVOCをきちんと教えていない証拠だ。
7.僕自身の教え方
僕もバイト中に特に時間が足りない時には、厳密には必要な情報を理解を優先して切り捨てて説明する。そうするより仕方ないし、そうせよと上にも言われている。
限られた時間で放ったらかしにされた基礎を根本から教えることは確かに難しい。
そして、僕も楽にお金が欲しい人間だ。
「神講師」にはなれようが、「名講師」にはなりえないのだろうか。
広告を見るたびに自分の未来が不安になる。
0622 情報没案
ずいぶんと間が空いてしまった。
ネタがない時はないのだから仕方ない。
「情報学」という授業があり、それは5分間何かしら好きなことについてプレゼンを1本するだけの授業である。残りの週は聞いていればよい。
アットホームきわまりない学部の人間の前だ。
人前で僕があんなにリラックスして喋れたのは初めてだ。(眠かったのもある。)
僕のプレゼンテーマは「ど根性ビル」だったが、(ぐぐってください)ここにテーマ候補として他に考えていたものを挙げていく。
1.太鼓の達人 ☆10の現在
実は既にこのテーマで一度スライドを提出しているが、本番前に映像が流れないことがわかったので「すいません次週以降にしてください」と相成ったのだ。
・まださいたま2000
・双竜の乱(表)
・BLAZING VORTEX(裏)
・Venomous(裏)
の4曲の全良動画を10秒ずつほど拝借し、譜面ギミックの傾向と特殊打法を説明して「みんなも太鼓叩こうぜ!」と締めるものだった。
今考えれば企画が飛んでよかったなと思う。
以下、太鼓が飛んだ後に考えたもの。
2.滋賀県
地元紹介系のプレゼンが多い中、生徒に4人も滋賀勢がいて1人も滋賀を紹介しないのはどうかと思って考えてみた。
僕の思いつく滋賀のアピールポイントは「データ付きでちゃんと住みやすさをアピールできるところ」であった。
栗東、守山、草津あたりが全国の住みやすい街ランキング最上位に名を連ねていたことがあっただろう。
住みやすさは本来主観的な尺度で言った者勝ちの毛色が強いが、データとなれば客観寄りの根拠となりうる。強い。
しかし、最新の住みやすさランキングを見ればあの頃の輝きが見る影もない。ほぼ圏外である。
とすると、僕からみても大方のイメージ通り滋賀県には琵琶湖しかないのだ。本当に。
3.図書館戦争
「ヒア・カムズ・ザ・サン!」あたりまで有川浩を追って以来僕はあまり本を読んでいない。
無論と言っては何だが、図書館戦争から入ったクチである。
キャラの個性も話の流れもまだ頭に入っている。
ただ、自分で言うのも何だがこのテーマは何かに媚を売っているような気がしてやめておいた。
「中村が」「今」あえてやることも自分的には滑稽だけど所詮出落ちだし。
どうせFateシリーズ全体の流れの説明をしなければならないので一瞬で没にした。
ただ「ど根性ビル」の反応があまり濃くなかった今、(話し方のせいもあったかもしれないが)何をテーマにすればよかったかくよくよと考え直すところでもあるのだ。
リベンジの機会はあるのだろうか。
0525 名盤詳説 eYe's
大石昌良の名は今年に入って大きく浸透したように思う。
では、彼がO×Tというユニットを組んでいて、
その片割れはTom-H@ckといい、
そちらはかつて「けいおん!」のサウンドを手掛けた人物であり、
最近はMYTH & ROID(ミスアンドロイド)というプロジェクトを動かしているという話はどうだろう。
アニソンプロジェクトではあるが、どれを聴いてもアニソンの次元を超えている。ライターもそう書き立てる。
「eYe's」は今年の4月末ごろ発売のMYTH & ROIDの1stアルバム。
買ったのは5日前ほどだが、アルバム発売の知らせを受験期に聞いてから買うぞ買うぞと念じ続け、その間に発売しており、気付けば1ヶ月経っていたという具合である。
忙しかったのだから仕方ない。
14トラック入りな上に聞けていない曲もあるので、今回は7曲選んで紹介することにする。
「リゼロ」2期OP。字面でビビる。単語知らない。2番目に聞いた曲だが、後述の#4が好みだっただけに、一聴して残念だったことは否めない。しかし今考えればこちらのような元気なナンバーの方が得意分野なのだろうなと思う。
#4 STYX HELIX
「リゼロ」1期ED。僕にとっての入り口。普通のラノベアニメかと思ったら1話の最後で主人公が死んでこの曲が流れた時の衝撃を今でも覚えている。人が死ぬ展開すら優しく包む曲調でスタッフロールが流れ、サビのテロップで「STYX HELIX/MYTH & ROID」という無機質な文字列である。気にならない訳がなかった。
#7 ANGER / ANGER
「ブブキ・ブランカ」ED。
アルバムを買ってから1番聞いている。
テンポが歩調に合うので、これを聴きながらのしのしと歩くのが好きだ。そしていざアニメのEDムービーを見てみれば、何と登場人物が曲に合わせてのしのしと歩いているではないか。解釈の正解を自分で見出せていたような気になって嬉しかった。
#8 theater D
「リゼロ」2期特殊ED。#3のシングルカップリングになっており、この曲目当てでシングルを買うことも検討した。入っててよかった。
ギターソロがえぐい。ペダルに何を割り当てて踏んでいるのかわからない。
#9 JINGO JUNGLE-HBB Remix-
「幼女戦記」OP。のアレンジ版。
実はこちらの原曲のシングルを発売時に衝動買いしてしまっている。シングルを買うのはそれが初めて。攻撃的なイントロを聴いたときに「これはなかなか聴けないやつだ」と思ってしまった。
アルバム収録がアレンジ版でよかった。運がいい。
#10 Crazy Scary Holy Fantazy
劇場版「オーバーロード」主題歌。
ギターが左右でズンガズンガくる。
劇場版主題歌の割にダークすぎるので同作の終わり方を心配している。
#13 -to the future days
アルバムのラストらしくスッキリしている。
散々掻き回された聞き手をきちんと浄化して帰っていく律儀さのようなものを感じる。
「一貫したテーマがあんのが好きなら全部レビューしろや」と思う方がいれば、その方は立派な読者である。しかし、ことアニソンのCDに関しては「作品に合ったいい曲を沢山書いて機を見てアルバムにまとめてほしい」が僕の願いだ。アニソンの役割はあくまで本編を盛り上げることだと思っている。
しかしこのアルバム、わざわざ最初と最後のトラックに英語朗読のトラックを付けて、また歌詞カードにあらすじを載せてまで物語作品としての価値を付けようと試みている。
読んではいないが曲だけで十分満足しているため、これで良いのだと思う。
0524 名盤詳説 0
「名盤詳説」では、アルバム1枚を取り上げて一曲ずつ語る、というようなことをやる。
こんなものはレポートを書く練習にもならないし、完全に趣味でやる。
ついでに僕の好きなアルバムとは、
・シングル曲、リード曲以外も妥協がない
・1枚に一貫したテーマがある
・しかし同じような曲一辺倒ではない
ものだ。
ところで、ミュージシャン側もいわゆる大人の事情により様々に制約を受けて活動をしている。
・儲からないアルバム曲に力を入れても仕方ない
・やりたい音楽を曲げて売れ線をやる
・事務所の路線に従った
・バンド内で意見が合わなかった
など、様々に妥協を孕んで世に出る曲がある。
そういった曲を無理にベタベタと褒めるのはナンセンスというもの。
よって、取り上げるものを常に良く言う訳ではないことをご理解いただきたい。
0523 自分不足
大学生が本気で打ち込めることは2つ、多くて3つだとよく聞くようになった。
僕の場合それは確実に2つ以下である。
「自宅生は家事をしなくてもいいからスロットが増える」との説があるが、それがあるとしても合わせて2つ以下だろう。
僕は体力的にも、根気強さの点でもキャパが少ない。
良い顔をしたくて仕事を引き受けてしまうため「やらなければいけないこと」を自分で増やし、抱え落ちすることが何度もあった。
高校に行かなくなって担任の厄介になった時期が3度ほどあることを思えば、習慣的に大きな何かをこなす器量が自分にないことは明らかだ。
それでもいや、明らかだということを認めない自分がいる、つまり高校生の自分から今は幾分か成長しているということを激しく主張する自分がいる。そうしてまた仕事を入れてしまう。
ここで仕事と娯楽に分けて状況を整理する。
仕事(必須)
・授業に出る(単位を落としては話にならない。)
・課題(同じく)
・バイト(現週4。月4万くらい必要。休むためには交代を立てなければならず行った方がマシなくらいの手間。)
・サークル(軽音楽。6月下旬までに4回スタジオに入る必要がある。無論休めない。)
娯楽(必須ではない)
・ロシア語の勉強(今まで順調であるだけに欠かしたくない。)
・作曲(音楽は自分の貴重なアウトプットの場であり、やらなきゃ自分が消えてしまうくらいの気がしている。)
・音楽を聞く(気になる曲があれば通学時間で聴き込む。習慣化していて通学時間に他のことができない。)
・学部(人数が少なく仲が良いし、付き合っていて面白いため、仲良くしていきたい。)
・FGO(イベントとシナリオを完走する程度。今は休憩期間。)
・太鼓の達人(6月頭の新曲を買うためのポイントを貯めなくてはならない。)
・Switch(買ってしまった以上やらなければ損。)
打ち込めることのスロットというものを改めて考えなければならない。
バイトは必要だからやっているのであり、結果として「打ち込む」と言うくらいの時間を費やしているが、スロットを一つ食われているとすれば非常に不本意である。
サークルは打ち込むほども時間を食わない。家で練習の時間を取らなければいけないのはそうなのだが、実のところ、時間がないとなれば簡単なフレーズに置き換えるなどしていくらでも手を抜けるのはメインギターの特性だ。
音楽は時間的な計画を立てづらい。フレーズ1つの録音が一瞬の場合もあれば何十分もかかることもある。いつエラーに見舞われるかわからない。
人よりto doが多いという自覚はある。「楽しくてやっていること」「生きるためにしなければならないこと」の他に「自分が自分らしくあるためにしなければならないこと」を抱えて生きるのは大変なのだ。
ここまで打ってから、穴の多い議論を続ける学部男子と黒いとよく言われるバイト先に一気に1時間で喧嘩を売ってしまった。
せいせいする反面、生きづらさが増したように思う。
(そこの諸君、またやったのか、ではない)
0522 徒然映画
人に誘われて映画を見るのは次の木曜で2回目である。
1度目は中2か3のころ。
「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2」。
僕はハリポタをそれ以外見たことがない。
冒頭、主人公と思しきメガネ(ハリーのビジュアルに関する前知識は辛うじてあったが、僕の知っている姿より随分成長していた)
と、その仲間たち(全く知らなかった)
が、洞窟かなんかで鍵かなんかを探すシーンがあったことを覚えている。
あと、ハリーが最後に当たりの杖を引き当て、ヴォルデモート(名前を言ってはいけないあの人、などと呼称されていたらしいが知ったことではない)が溶けていくところも記憶にある。
アレはそんなに悪い人だったのか。
なお、その間は全く記憶にない。
要は最初と最後以外が記憶にない。
そもそも何故それに誘われて行ったのかというと、「仲間内で自転車でイオンモール行って思い出を作る」日のイベントの一つだったからだ。
周りの皆はそれなりに楽しんで見ていたようで、僕も幸せだったことを覚えている。
我ながら良い人だったんだなあと思う。
今度見にいくのは「夜は短し歩けよ乙女」。
同作は小説を先に読んでいる人がとにかく多い。「言葉回しが好きだ」という評価が多い。
ここの文章を僕がいくら小難しくしたところで同様のことは言ってもらえまい。
普段なかなか小説を読まないが、同氏の小説を読んで参考にしてもいい。